Youtubeスピンオフ~建具のはなし① の続きです。
前回ブログでは、
・建具にはどんなものがあるか
・選ぶときの注意点

をお伝えしましたが、建具を選ぶ時にもう一つ決めることが建具の形状(引戸・開き戸など)以外にあります。それは

『枠』

建具と壁の境目に入る材料です。メーカー製の建具の場合はセットで付いてくるのですが、建具と同じ色にするのか、壁に合わせて変えるのかを選ぶことができます。(リクシルさんのHPより写真お借りします)

ラシッサ:コンセプト
左右の例の場合、枠の色は建具と揃えてますが、真ん中の例は白にしています
ラシッサ:コンセプト
こちらは全てカラーの戸×白枠の組み合わせ

そして、枠の細さを選ぶことができる建具もあります。枠の太さは設計士にとってはすごく気になる存在だったりします。
インテリアを考えた時にすっきりとモダンでクールな空間にしたいと思ったら、太い枠を避けたかったりするので、細い枠が重宝されます。

こちらもリクシルさんより 細すぎて見えない枠 それくらい存在感が無くなる

わが家の様に造作した建具の場合は、枠も併せて作ってもらうことになるので、細さや色なども指定できます。

わが家はフツーのパイン集成材にて枠を作ってもらいました

ここがちょっとモダン寄りにしていくのか、ナチュラルな雰囲気を残すのか、他の内装の素材とのバランスも考えて決めることになります。

ということで、ちょっとマニアックな話でしたが、

『枠も選べる、そして枠によって雰囲気が変わる』

という事を覚えておいてくださいね。