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先日、思い出のピアノを手放しました。こちらのピアノ、姉が小学生・私が幼稚園の時にピアノを習い始め、最初はたしか中古の電子ピアノを使っていたはずですが、途中で母がどうしても本物のピアノを弾かせてあげたいからと頑張って購入してくれたものでした。姉が中学卒業、私は小学校卒業のタイミングでピアノはやめてしまったので、そこから数十年、たまにたしなむ程度しか使われることもなく、ずっと実家に置いてあったのです。
女の子の孫でもできれば使うかもしれないと、手放されることなく実家の床を沈ませていたのでした。(古い家だったので床補強などされていなく、ピアノの影響で少し床が傾いていた・・・笑)

注意)木造住宅にピアノを置く際には、あらかじめ場所を決めて床補強をしましょうね^^200~300Kgも有りますので!一箇所に決めきれなければ可能性のある数カ所を補強しても良いですよ!

待望の孫(女の子)が誕生しましたが、スポーツ少女でピアノには見向きもせず、床も限界!ということでじゃあ我が家で引き取ろうということに・・。それから5年ほど経ち、使用したのは子供の鍵盤ハーモニカの練習に付き合う程度。手狭な我が家のリビングに私のワークスペースを作りたいねという話の流れで、このピアノの場所が最適だね(というより他に場所ないよね・・汗)という結論になり、悩んだ末に手放す決意をしました。母も快く賛成してくれました。
親が娘達のためにと頑張って買ってくれたという思いのこもったこのピアノ、実家で母が毎日ホコリをはらい、大事に保管してくれたという思い出があり、手放すなんてとんでもないと思っていましたが、ピアノの寿命ってとっても長く(日本のものづくりはすばらしい!)、内部に虫食いやネズミの被害などがなければ調律してまだまだ使えるという事が解り、なんと海外に輸出されることもあるという事を知り(それだけ需要があるのですね!)、必要な方に使っていただくのがピアノにとっては良いのではと思うことが出来ました^^

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買い取り査定はズバットというサイトで数社による一括査定をしてもらいました。全てが道外の業者さんばかりでしたが、輸送費込でも道内の業者さんよりは買取額が高いようです。我が家が依頼した業者さんは引取時に現金で支払いをしてくれました。査定額を下げられることもなく、無事に引き渡し終了しました。引取業者の方が最後に「お引取り忘れたものはないですか?思い出だけかな^^」と洒落たことを言ってくれて、笑ってお別れできましたよ。

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長い間ありがとう、我が家のピアノ。思い出ばかりが詰まった「置物」と化していたけれど、過去の思いに縛られるだけじゃモノも私達も前には進めない。手放すことで私達の何かが変わるし、ピアノにも新しい命が吹き込まれるような気持ちになりました。これからキレイな音色に生まれ変わって、またどこかでちゃんと「ピアノ」として使われるといいな^^

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ピアノが無くなり、ガランとしたスペース。今後仕事に集中出来るワークスペースに生まれ変わらせますよ!