今日は冬休み終盤の娘と映画「こんな夜更けにバナナかよ~愛しき実話」を見てきました。

きっかけは所属している札幌市倫理法人会のモーニングセミナー。
この映画のプロデューサーである石塚慶生氏が登壇され、映画製作秘話や主役は大泉洋さん無しでは考えられなかったこと、そして役作りのために10キロも減量し視力が悪くなるコンタクトレンズに分厚い眼鏡をかけてリアリティーを追求した話などを聞き、がぜん興味が沸いたのでした。

札幌が舞台の実話

舞台は札幌。筋ジストロフィーと闘病する鹿野靖明さんと彼を支える学生や主婦らボランティアの日常を描いているノンフィクションです。

とにかく鹿野さんが強烈(笑)
車いすで自分で歩くことも寝返りを打つこともできない、24時間介助を必要とする暮らしなのに

ボランティアとは対等、わがまま言い放題、ボラ相手に文句言ったりもする。

でも何とも憎めない鹿野さんとボランティアの方々のやり取りに笑いと涙であっという間の2時間でした。

俳優陣の名演技と見慣れた札幌のロケ地

主演は大泉洋さん。
さすがプロデューサーや監督さんに「大泉さんが引き受けてくれなければ実現できなかった」と言わしめるくらい、憎らしくも愛らしい鹿野さんを熱演しています。
よくありがちな障がい者のお涙頂戴ものだったら出演しなかったと言ってたそうです。

脇をかためる高畑充希さんや三浦春馬さん、萩原聖人さん、ドラマで見かけて気になる女優さんの渡辺真起子さんなど魅力的な俳優陣。高畑充希さんはどうしてこんなに達者なのでしょう、若いのに素晴らしいですね!三浦さんや萩原さん渡辺さんもステキでした。

そして見慣れた札幌の街がロケ地として数々登場します。
大好きなスーパー、劇中でバナナが売りきれだったフーズバラエティすぎはらさんや高畑充希と三浦春馬がデートする旭山公園、ジンギスカン食べて車いすでくるくる回っていたのはたぶん八剣山、そしてボランティア募集のビラ配りをする北大構内やクラーク会館

ちょうど映画の舞台となっている1994年、私は大学2年でした。まさに北大構内をうろうろしてクラーク会館の食堂で昼ご飯食べたりしたけど、ビラ目にしたことあったのかな?それ見たらやってみたいと思っていたかな?いや思っていなかったでしょう(笑)

でも、同じ時代に熱く生きていた鹿野さん、会ってみたかったです。
温かくなったら八剣山にジンギスカン食べに行ってこようと思います!誰か一緒に行きます??

人は出来る事より出来ない事の方が多い

これは進路に悩むボランティア(三浦春馬さん)に向けて鹿野さんが言ったセリフです。

「出来ないことは人に頼む!」

そんな簡単なことがなんて難しいんだろう。だって「人に迷惑をかけるな」と言われて育ってきているから。
だからそれをやってのける人をみるとイラついたりしてしまうこともある。でもそのイライラの裏には自分も人に頼ってみたいな、我慢せずに手を差し伸べてみたいなという願望があるのでは?

そんな人にこそこの映画をみて何か感じてほしいなと思います。

ボランティアって何?
迷惑って何?
生きる事って何だろう?

そんなことを考えさせられ、また価値観が変わる映画だと思います。

人に迷惑をかけない生き方もそれはそれ。でも出来ないことを出来ないと認めて、じゃあ出来る人にお願いしてみる、そこの勇気を持ってみようかなと♪まだ見てないよ~という方はぜひ劇場で!