北海道では新築時に取り付けが当たり前な室内物干し。どうしても生活臭が出てしまいがちなアイテムですが、最近はおしゃれな物も増えてきました。

今日は商品の変化を見ながら、どこに干すのが良いかを掘り下げて見ようと思います。

室内物干し草創期

私が住宅業界に入った2000年あたり(今から22年前)、すでに北海道では高断熱高気密住宅が主流になっていて、冬の乾燥対策を考えても室内に洗濯物を干すという事が一般的になっていました。

「洗面所にステンパイプを取り付ける」がメインだった気がしますが・・・

実はこれだと、洗濯物を干すと目線の高さになりとっても邪魔💦
そこで出た商品が、干した後で高さを調整できるタイプでした。

私の勤め先でメインでオススメしていたが手動タイプの「青空」道内の企業さんの商品でした。室内干しは北海道が発祥なのかな?と思った記憶アリ。

紐を引っ張って持ち上げる きっと濡れた洗濯物は重かったはず

そして電動タイプのパナソニック「ホシ姫サマ」

こちらの商品は価格が少しお高いのと、天井にメカ部分を埋め込むため、構造体との関係で取り付け場所が限られてしまうというデメリットがありました。

洗面所に取り付けることが多かったのは、洗濯機置場だからと言うのが単純な理由かもしれません。住宅業界は実はこの様に、なんとなく決まっているという慣習で設計される事も多くあります。

でも洗面所に常時洗濯物がぶら下がっているのはとても邪魔です。いくら高さを上げてもです。脱衣や洗面の度にイライラっとしてしまうかも?また狭い空間なので乾きがイマイチということもあり、取り外しができるタイプの商品が出てきました。

室内物干し成長期~取り外し可能タイプが登場!

その後、ホスクリーン(川口技研)という商品が登場!
良くお客様にオススメするようになりました。
座金を天井に取付け、そこにポールを通すループのついた棒を抜き差しできるタイプです。

この写真だと洗面所に取付していますが、例えばリビング横の和室や、2階の階段ホールなど、色々な箇所につけて邪魔なときは取外しできるので、設置場所の自由度が広がっていきました。
洗面所ではなくても、「干して→仕舞う」が近ければ他の選択肢も出てきます。
実際には取り外しが面倒で常時つけっぱなしになっちゃいますが(笑)、いつか外すことができるという安心感は良いですよね♪

そしてここから発展して、どんどんおしゃれな商品が出てきますよ~。
長くなるので、2回に分けたいと思います。