さて、3回に渡って恨みつらみ特集してきたオール電化住宅の電気代問題ですが、今回で今年はラスト!
今までの記事をまだ読んでいないよーという方は下記からぜひにね^^
その①~オール電化住宅が悲鳴を上げている!~電気代がすごいことになっています
その②~更に値上げが待っている!~今後の電気代を試算してみた
その③~オール電化住宅の節電対策~ウルトラCは無いけれど
何か対応策は無いのか?
オール電化で暖房費がかなり上がって、何か良い対応策はないか?と考えている方も多いハズ。
手っ取り早いのは電気の暖房を辞めて、他のエネルギー(灯油やガス)を使うこと。
実際私の周りでも、「今年は蓄暖を使わず、ポータブルの灯油ストーブで頑張った!」という方もいました。ただ、気をつけて欲しいのは
高気密・高断熱住宅に住んでいる方
室内の酸素を燃焼に使い、室内に燃焼で発生する二酸化炭素を排出する持ち運び式ストーブは、長時間の使用は危険です!ちゃんと換気しながら使ってね!
でも、でもですよ。
換気したら「結局、寒くなるじゃん(T_T)」
もう一つは、省エネルギー性能の高い機器(温水器ならエコキュート、暖房ならヒートポンプタイプのエアコン等)に交換すること。(電気会社さんはコレを推奨していますが・・・)
この方法だとまず交換にかなりコストかかります。また竹部的には外に室外機を置くというのが、ずーっと「ちょっとどうなのかな?何年くらいもつのかな?どのくらいで故障するのかな?」と懸念事項なんです。
エアコンもそうはそうなんですけどね。。。寒い冬には雪に埋もれちゃったりするので、北海道の場合。単純に10年ちょいで修理交換しなきゃいけないものばかりはやだなと。
機器はシンプルに限る!
というのが、私が建築に携わる上でずっと思っている事で、あまり複雑な仕組みのものを使いたくないというのが本音。
さて、何か他に良い節電方法はないのか?電球をLEDに変えるとか、付けっぱなし辞めるとか、冷蔵庫すぐ閉めるとかそういうちまちましたやつじゃなくって、ガツンと電気代減らせる安全な方法はないのか?
ウルトラCを見つけた、かも!
冬の間しばらく考えていましたが、最近になって心が大きく傾いているのがこちら。
ペレットストーブって何?
- ペレットストーブというのは、薪ストーブの様な鋳物のストーブで、燃料にはペレットというペットフードようなサイズの木くずを固めたものを使います。
めっちゃエシカル
燃料のペレットは、間伐材やおが屑など、今まで活用されていなかった木材が原料。 エネルギーの地産地消ができ、またカーボンニュートラルの観点からもとても有効です。
シンプルな仕組み
木を燃やして暖を取るというシンプルな方法。操作はボタンで簡単になっており、薪ストーブと比べ灰のお手入れもしやすい構造になっています。
高気密高断熱住宅に対応
FF式対応機種があるので、高気密高断熱住宅でも心配なく使える
炎が見える
燃焼部分が見えるので、炎のゆらぎで安らぐ。また輻射熱がぽかぽかと温かい。
さっそく実物見てきたよ!
ということで、札幌市東区にある「ケイズ」さんのショールームに実物を見に行ってきました♪
- どうですか、この炎のゆらぎ!
焚き火好きの我が家はかなり心奪われました!しかもポカポカあな暖かさは蓄暖では得られない、懐かしくもある。実家のストーブの様な、小学校で教室に置いててみんなで手袋とか乾かしたアレのような。
癒されたい方、ぜひ動画見てみて!
他にも実際に設置してあるカフェに行ってみたり、メーカーさんのYouTubeでお勉強したりと、情報収集してます。楽しいっ!!!
気になる燃料代は?電気代安くなる?
気になる燃料代ですが、オール電化のままだと来年の冬場の暖房代は20万弱くらいかかりそうな試算なのですが、ペレットにすると燃料代で月2万くらいですみそうです。
節電になる上に楽しいので、かなり設置が現実的になってきていますよー。また、札幌市はペレットストーブ設置に補助金5万円でます。全体の設置費用は選ぶストーブにもよりますが、50〜60万くらいなので、1割は負担いただける感じかな。ありがたい!
まとめ
ペレットストーブは24時間付けっぱなしにするストーブではないので、出かけるたびに入り切りする、着火の手間がかかる(手動着火タイプの場合)など、何かと手が掛かります。が、それでも余りある魅力があるなと。ただ、間取りと生活スタイルによって導入ターゲットは狭そうですので、よく検討してしっかり相談するのがベターです。
北海道の高気密高断熱住宅は、家全体をくまなく暖めるセントラルヒーティングが当たり前としてここ20年くらい作られて来たけど、ペレットストーブの様な局所暖房の在り方も逆に住宅の性能を活かせるのかもとも思います。そんなチャレンジの来冬になりそうです!