マンションリノベーション事例 ともだちのいえ シリーズ

業者さんから訂正案の図面が出てきたので、さらに気になる点を細かく確認していきます。
まず、気になったのは友人がとてもこだわっていたキッチンパントリーです。現在の住まいにはパントリーはないのですが、作り付けの収納がありとても重宝しているので、同じような空間を持ちたい!という事でした。今回のリノベではキッチンの背面からの出入りで図中上下にそれぞれ可動棚を設置します。(下図参照)

うん、上の可動棚、奥行きありすぎるね💦

キッチンのような細かなモノがあつまる場所は、奥行きがありすぎる棚は逆に使いづらくなります。奥行きを活かそうと思うと、手前と奥の二段構えで物を置く事になり、奥が死蔵品置き場になってしまう可能性大なのです。
もちろん、何を置くか? によっては奥行きを大きめに設定することもありますが、キッチンで奥行き60cm必要なのはせいぜいオーブンを置く場所くらい。

今回は主に食品やたまにしか使わない鍋などを置くとのことなので、奥行きは40cm~45cmくらいが最適でしょう。ということでこのような提案をさせていただきましたよ!

友人に再度検討してもらい、現在の住まいのキッチン収納と同じ、奥行きは40cmに変更してもらうことになりました!間に合って良かったよ💦

現場の進捗状況によっては、間に合わないケースも出てきます。そして入居後に不便に気づくケースがとっても多いのが現状です。

理想を言えばプランニングの段階で、リフォーム業者としっかりと打合せをして、奥行きなども確認してもらった上で設定するのが筋かと思いますが、設計担当のスキルや経験からそれが叶わない場合も現実的にはあるということは、これからリフォームやリノベを検討している方、新築を検討している方は心して置いたほうが良いかもしれません。

いち収納の棚の奥行きなんて、あまり暮らしに影響無いのでは?と思う方もいるかもですが、片づけにお困りの方々の相談に乗っていて思うのは

とっても影響あります!!!

奥行きがありすぎる収納はスペースの無駄使いだし、なさすぎても置きたいものが置けないストレスを抱えて住み続けなくてはならないのはお客様ご本人。

ある程度は置くものを想定した上で、そしてどうしても置きたいものを優先させて、収納計画をしたいですね!
次回は、そんな「置きたいものヒアリング不足」で起きた事例についてお伝えします。

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